就活

就活のグループディスカッションが苦手な人が意識すべきことを教える

「グループディスカッションが苦手すぎる…」

「今度の選考でグループディスカッションがあるんだけど、何を意識すれば良いの?」

なんて方は多いかと思われます。

かくいう私も、グループディスカッションは得意ではなかったですね。

それでも以下のことを意識しておくだけで、グループディスカッションにより選考を落とされることはなくなったように感じます。

苦手な人でも少しだけ意識しておけば大丈夫。

そんなグループディスカッションの攻略方法を教えていこうと思います。

会場には1番乗りで着いておく

「会場に一番早く着いておくのに、なんの意味があるの?」

なんて思う方もいるかと思われます。

もちろん、1番早く着いておいて、人事の方にしっかりとアピールしておこう!!なんて言う気はさらさらありません。

会場に一番乗りで着いておくことの狙い目は、

グループディスカッション開始前にしっかりと雑談することができる

ことに意味があります。

1番早く会場についておけば、必然的に後からきた人を迎える形になります。

その際「どこからきたんですか?」だとか、「私の大学は〜なのですが、貴方は?」などのように、会話しやすい流れに持ち込めるんですね。

これによりしっかりと雑談をすることができるんです。

「雑談雑談言ってるけど、俺は雑談しにいくわけじゃないから」

なんて思う方もいらっしゃるかと思われます。

しかし雑談には、発言することに対しての心理的ハードルを下げるといった効果が期待できます。

本質的には、この効果を期待するために会場に早く着いておくといったところでしょうか。

ぜひ試してみてください。

できるだけ多く発言する

出来るだけ多く発言することを意識してみてください。

反対にグループディスカッションで最もやってはいけないことは、黙り込むことです。

面接官はグループディスカッションで就活生の何をみているのか。

ここを理解できると理由がわかるかと思われます。

状況によって様々な答えが挙げられますが、どんな面接官でも確実に見ているポイントがあります。

それは、この学生にコミュニケーションスキルはあるかどうか?です。

コミュニケーション能力には、「話す力」と「聞く力」によって左右されます。

そんな中、「聞く力」なんて誰でも持っているかのように見せかけられます。

方法は簡単です。発言している人の目を見て相槌を打てば良いのです。

一般的に人事の人は見聞のみでコミュニケーション能力を測っていますから、これだけでも十分「聞く力」は伝わります。

一方、当たり前ですが「話す力」は積極的に発言しないと人事の人には伝わりません。

話すことが苦手って方は、「グループディスカッションで全く発言できない人に足りないものを教えます」を参考人してみてください。

ちなみに、大手就活イベントであるMeetsCompanyでのグループディスカッションのお題は、「モテる人の条件とは何か」でした。

グループディスカッションが苦手な方は、こういった無料就活イベントで数をこなして慣れていくことをオススメします。

上記のようなお題ですと、話せる気がしますよね?

Meets Companyの詳細については「大手就活イベントMeets Companyへ取材してきた!会場の雰囲気やグループディスカッションのお題は?」をどうぞ。

最初の発言を心がける

出来るだけ多く発言することに加え、確実に最初に発言することを心がけてください。

理由はリーダーになれるからです。

最初の発言には「魔力」がある

最初の発言には魔力があると言われています。

とある集団意思決定に関する実験が行われました。

その内容は、グループでの討論をビデオ撮影し、それを見た被験者に「グループのリーダー役」は誰であったかを問うというものでした。

この実験の結果は以下の通り。

なんと最初に発言した人が「リーダー」と見なされていたのです。
出題された問題の94%において「最初に提案された答え」が、
グループの最終的な答えとなっており・・・
「インターフェースの心理学」244pより

ここではグループの最終的な答えは「最初に提案された答え」と書いてあります。

これはすなわち、人は最初に発言した答えを選びがちとなり、その答えを導き出した人をリーダーと見なしてしまうということだと思われます。

そして人事の方はリーダーをひいき目で見がちです。

そのためにも一番最初に書いた、雑談をしっかりとしておいて慣れておくことが重要なんですね。

発表は結論→理由→結論で

グループワークが終わったら、次はそのグループの答えを誰かが発表する流れになると思います。

グループワークが苦手な人に、ここでの発表を求めるのは酷かもしれません。

しかしもし発表するならば、意識して欲しいポイントがあります。

それが見出しにも書いてある通り、

結論→理由→結論

の順で話すと言うことです。

時系列順には話すな

一般的な人がやりがちな発表が、

「〜という問題についてですが、はじめ私たちのグループでは〜という意見が出ていました。しかし観点を変えて見てみると、〜も良いことが浮き彫りになってきました。・・・結果、総合的に見て〜が良いという結論に至りました。」

といった、時系列順に話してしまうことなんですね。

確かにこれでも良いかとは思われますが、だらだらと話してしまうことになり、聞き手も飽きてしまう可能性があります。

もっと聞き手にわかりやすく話すには、上記で書いた結論→理由→結論で話すのが良いでしょう。

「私たちのグループでは、最終的に〜という結論に至りました。理由としては〜であり・・・結果、総合的に見て〜が良いという結論に至りました。」

この流れで話すことにより、話全体が引き締まり、結論をより印象付けることができます。

ちなみにこれらのテクニックは、先日行った就活イベント「MeetsCompany」で教えてもらいました。

就活イベントは「就活仲間が欲しい!どこで作ればいいの?って人に読んで欲しい就活仲間の作り方!」でも書いたように、就活仲間を作れる場としてもオススメです。

グループディスカッションでよく見る形を知っておく

グループディスカッションでよく見る討論の形を、あらかじめ知っておくことも大切です。

自由に討論する形

先日行ったMeetsCompanyで出された自由討論型

まず最もみる形が、自由に討論する形、すなわち「自由討論型」と呼ばれるものです。

例えば、「リーダーに必要な能力とは?」など、一般的に答えが決まっていない形の討論のことを指します。

この自由討論型の攻略には、定義づけが欠かせません。

先ほどの課題ですと、状況によってリーダーに必要な能力などは変わってきます。

ですので、様々な意見や考えなどから、〇〇=〇〇と決めてしまうことが大切です。

間違っても意見がまとまらず、曖昧なまま発表することがないようにしましょう。

課題を解決する形

問題を解決する形とは、「課題解決型」とも呼ばれます。

例えば、「〇〇の跡地はどのように活用すれば良い?」だとか、「〇〇を削減するには?」などと言ったたものです。

この討論に関しては、まずその課題に対する分野の知識がある程度必要となります。

そこから現状を分析して解決方法を洗いざらしにしていくのが、ポイントとなるでしょう。

選択肢から選ぶ形

選択肢から選ぶ形は、「2択型」および「選択肢型」とも呼ばれます。

「選択肢型」は、「サマータイム導入に賛成か?反対か?」などといったように、一般的に賛否に分かれたお題が出されます。

全く正反対の選択肢から答えを選ぶので、当然意見が分かれるでしょう。

この時なりふり構わず、根拠もなく俺が正しいんだと発言するよりかは、論点を意識して、論理的に話すことを意識しましょう。

意見が分かれると討論が熱くなりがちです。

相手を論破しようとするのではなく、自分の意見を相手に納得して聞いてもらえるように話すのがベストですね。