
来週公開予定の『ラスト・クリスマス』にて監督を務める、ポール・フィグ監督の作品を見直し中。
画像は『ブライズメイズ』のワンシーン。
下品で滑稽なシーンが8割を占めるこの映画だが、逃げずに自分の人生に向き合う大切さを痛感。
さて、『ラスト・クリスマス』はどんな作品になるのだろうか。 pic.twitter.com/hOogOwhynj
— ふとし (@futoshi_movie) December 1, 2019
2019年のクリスマスを彩る映画として注目されている『ラスト・クリスマス』が近日公開されます。
誰もが知る名曲、ワム!の「ラストクリスマス」からインスパイアされたこの作品。
ジャンルはラブストーリーということで、個人的に当たり外れのある映画が多い印象なのでとても気になっています。
そんな『ラスト・クリスマス』のあらすじ・公開日・キャスト・見所などを本記事では説明していきますね。
今年の冬もキュンキュンできそうだなぁ〜。
あらすじ
ロンドンのクリスマスショップで働くケイト(エミリア・クラーク)は、小妖精エルフの格好をして煌びやかな店内にいても仕事に身が入らず、生活も乱れがち。
そんなある日、不思議な好青年トム(ヘンリー・ゴールディング)が突然現れ、彼女の抱えるいくつもの問題を見抜いて、答えに導いてくれる。
ケイトは彼にときめくけれど、ふたりの距離は一向に縮まらない。
トムを捜し求めつつ自分の心の声に耳を傾けたケイトは、やがて彼の真実を知ることになる……。
このあらすじを見たときに、主人公の境遇が同じ監督の作品である『ブライズメイズ』に少し似ているな?と感じたのが第一印象。
ブライズメイズの主人公も、仕事からプライベートまでダメダメな人生どん底状態からスタートします。
まぁ、あちらは完全にコメディ寄りで下品すぎるシーンも数多く見られたため、ラブストーリーと言うよりはコメディ映画なのですが…。
なんにせよ、あらすじを見る限り王道ラブストーリーであることは間違いなさそうですね。

ホリデーシーズンを迎えたロンドンを舞台に、クリスマスを題材にした『ラブ・アクチュアリー』以来、久々に登場した新たなロマンティック・コメディ。
ヒロインの自分探しを描きながらも、本作には他者に寄り添うことの大切さ、命あることの貴さといった、この特別な季節にふさわしい願いが込められている。
誰かから贈られた優しさに気づく時、大きな愛と感動に満ちあふれた奇跡が起きる!
公式HPにも記述されている通り、他者に寄り添うことの大切さ、命あることの貴さを教えてくれる映画となっているようです。
恋人や家族など大切な人と一緒に見ることで、相手への感謝の気持ちを再認識できそうですね。
一人で観に行ったとしても、「たまには家族に連絡してみるかぁ」「もっと恋人を大切にしなきゃなぁ」なんて、映画視聴後は思うかもしれません。
上映後にはほっこりとした気分で映画館を去ることができると予想します。
映画公開日はいつ?
日本での公開日は2019年12月6日(金)となります。
同日公開予定の映画には、橋本環奈主演の『午前0時、キスしに来てよ』や、初の3DCGアニメーション化をした『ルパン三世 THE FIRST』などが見られます。
『ジュマンジ/ネクストレベル』や『ドクター・スリープ』など、注目作品が並ぶ2019年12月の映画界ですが、ラブストーリー映画として注目されているのは『ラスト・クリスマス』だけだと感じています。
スタッフ・キャスト
写真中央が監督であるポール・フェイグ
『ラスト・クリスマス』のスタッフ一覧
- 監督 :ポール・フェイグ
- 脚本 :エマ・トンプソン、ブライオニー・キミングス
- 原案 :グレッグ・ワイズ
- 製作 :エリック・バイヤーズ、デヴィッド・リヴィングストーン、ジェシー・ヘンダーソン
- 製作総指揮 :サラ・ブラッドショウ
- 音楽: ジョージ・マイケル、 ワム!、 アンドリュー・リッジリー、 セオドア・シャピロ
- 撮影 :ジョン・シュワルツマン
- 編集 :ブレント・ホワイト
- 製作会社: フェイグコ・エンターテインメント
今回メガホンを握ったのは、2016年公開『ゴーストバスター』にて監督を務めたことでも有名なポール・フェイグです。
リブート作品である『ゴーストバスターズ』には、日本語吹き替えにお笑い芸人の友近や渡辺直美、椿鬼奴や南海キャンディーズの山崎静代なども起用されたことで、一時期話題になりましたよね。
彼の作品に関しては、『ゴーストバスターズ』と『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』しか見たことありませんが、どちらもクスッと笑えるようなシーンが多く取り込まれており、今作もコメディ要素ありということで期待大な印象です。
ちなみに彼は昔俳優としても活躍されていたのだそう。
上記画像にもあるように、すらっと伸びた長い手足と豊かな表情を見ると納得ですね。
『ラスト・クリスマス』のキャスト一覧
- ケイト:エミリア・クラーク
- トム:ヘンリー・ゴールディング
- サンタ:ミシェル・ヨー
- アデリア:エマ・トンプソン
- アディス医師:レベッカ・ルート
- マルタ:リディア・レオナルド
- ジョイス:パティ・ルポーン
- クローリー:イングリッド・オリヴァー
- 劇場のプロデューサー:ピーター・セラフィノウィッツ
- 劇場の支配人:ロブ・ディレイニー

そして今回主演を務めるのは、海外ドラマ史上最高傑作『ゲーム・オブ・スローンズ』で”ドラゴンの母”とも呼ばれるデナーリス・ターガリエン役を演じた、エミリア・クラークと。
2018年公開された映画『クレイジー・リッチ!』で主人公のボーイフレンド役を演じた、ヘンリー・ゴールディングが選ばれました。
エミリアに関しては、『ターミネータージェニシス』でサラコナー役を務めた女性といった方がわかる方が多いかも。
強気で気高い女性を演じることが多い彼女ですが、2011年にはクモ膜下出血の診断を受け、生死をさまよった彼女。
波乱万丈な人生を送る彼女が『ラスト・クリスマス』で演じるケイトは、どんな性格でどんな表情を見せてくれるのでしょうか。
また、ボーイフレンド役を務めるヘンリー・ゴールディングに関しては、まだまだ知らないよって人も多いはず。
それもそのはず、僕の記憶上だと彼の出演している映画作品は3本のみ。
マレー映画の『Pisau Cukur』と『The Borneo Incident』、そして『クレイジー・リッチ!』のみです。
『The Borneo Incident』に関してはドキュメンタリー映画ということで、ほとんど演技をしていないそうです。
ハリウッドデビューしてから日が浅い彼の演技にも注目ですね。
見所
エミリア・クラークの歌声に注目

今作のヒロインは歌手を目指していたものの、夢を諦めてしまった女性といった設定です。
おそらくそのヒロイン演じるエミリア・クラークが歌うシーンが出てくると思いますが、このエミリアの歌声がとても素晴らしいらしく、注目したいポイントとして挙げられますね。
一緒に共演したケイトの母親役を務めるエマ・トンプソンは、インタビュー映像にてこう語っています。
「本当にすばらしいわ。彼女はとんでもなく魅力的で美しい歌声の持ち主よ。それは隠れた才能だし、まさにケイトははまり役よ」
映画館でラストクリスマスが聞ける喜び

今作は”ワム!とジョージマイケルの楽曲の数々に載せて贈る!”がキャッチコピーとなっている作品です。
当然劇中の挿入歌に、数々の名曲が流れることでしょう。
この作品がいつから作成準備に取り掛かっていたのかはわかりませんが、ジョージマイケルの死はポールフェイグにとって大きな出来事だったのだと思われます。
監督に大きなインスパイアを与えたこれらの楽曲が、どのように展開され映画を彩るのか楽しみでしょうがないです。
ちなみにサントラはすでにアップルミュージックでも公開されています。
また、サントラ内には全14曲(内訳:ワム!3曲、ジョージマイケル11曲)が収録済みです。
音楽だけでも事前に予習しておいて、『ラスト・クリスマス』公開までに気分を高めておくのもありですね。
2019年を代表するクリスマス映画になれるのか

クリスマスを題材とした映画は過去に複数存在します。
『グレムリン』『ホームアローン』『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』等…。
その中でもジャンルをラブストーリーに絞ると、やはり知名度・面白さともに『ラブ・アクチュアリー』が一歩抜きん出ているといった印象です。
ストーリーの展開は、やはりクリスマスに向けて時を刻んでいく形でしょうか。
あらすじをみる限り、グランドホテル方式ではなさそうですね。
果たして映画『ラスト・クリスマス』は、クリスマス映画の代名詞の一つとしてなり得るのか。
まとめ
ポールフェイグ監督の作品は、個人的な感想として”見終わった後に元気をもらえる作品が多いな”といった印象なので、今回も期待してしまいます。
2019年の冬のラブストーリーとして、期待大な作品です。
楽しみだぁ〜。